アブラナ科ナズナ属 越年草
春の七草のひとつで、古くから食用とされてきました。
羽状に深く裂けた葉を地面に張り付けてロゼット状で越冬
します。葉の間から花茎を立ち上げ、先に白い小さな4弁
の花を多数開き、花後に平たい三角形の果実を結びます。
庭や畑の隅などで普通にみられ、霜がおりないところでは
12~2月の厳寒期でも花を咲かせています。
長い柄をもつ三角形の果実が三味線のバチに似ているので
ペンペングサや三味線草の愛称があります。
まだ小さな頃の話ですがよく三角形の果実の部分を少しだけ
下に引っ張って茎から裂き、でんでん太鼓のように左右に
振って、音を楽しんでいました。誰から教わったのかは記憶
にありませんが、草一つでもなかなか楽しいものです。
抜き易さは星★★★★!