ムカデ


ムカデ(百足、蜈蜙、蜈蚣、蝍蛆)
多足亜門 ムカデ綱(=唇脚綱)に属する節足動物の総称。脚の数が多く、運動性に富む捕食性の虫である。

どの種も肉食で、小動物を捕食する。オオムカデ類はヒトに対して能動的に攻撃をかけるものがある。また大型種の多くは人間による拘束状況下において狂暴であり、触れたものには手当たりしだいに噛み付く。噛まれるとかなり痛むが、人命に係る被害はほとんど無く、ムカデの咬害により死亡した例は報告されていない。しかし、噛まれると体質によりアナフィラキシーショックを発症する事もあるため、噛まれた場合には速やかに医師の診察を受けることが望ましい。

生息環境

小型のものは土壌動物として生活しているものが多い。イシムカデ類は、比較的短い体形で軽快に走り回り、小動物を捕らえる。地表にも出るホルストヒトフシムカデと同所的に分布する土壌性の強いダイダイヒトフシムカデを比較すると判るように、地中に棲む傾向の強い種は単眼数が少なかったり、無眼の場合もあり、淡い体色で、体毛が少なく、肢や触角が短い。地中(朽木を含む)生活に特化したジムカデ類は無眼で、黄色や赤、白、緑などの体色を示し、非常に細長い体に短い足を多数持ち、土壌中をミミズのように穿孔する。つつくと尾端を頭部と擬態して後ずさりしたり、とぐろを巻くように体を丸める種が知られている。ヨコジムカデなど、地下5mほどの餌となる土壌生物の密度が薄い層からも得られることがあり、活発な垂直移動をしていると思われる種もある。オオムカデ類も、ほとんどの小型種は無眼で、土壌動物である。一部の大型種は4個の単眼を持ち、樹上などを徘徊して獲物を襲って食べる。この仲間に、日本本土最大の種「トビズムカデ」が含まれる。特に大型のものはセミのような大型で活発な昆虫やネズミ[1]、コウモリ[2][リンク切れ]さえ捕食することが知られている。ゲジ類は長い歩肢と複眼や背面の大きな気門などにより、徘徊生活に特化しており、樹上での待ち伏せでは、長い脚を空中に巡らせて飛行中の蛾などを採食している。
ウィキペディア参照

噛まれてしまったら

非常に痛いですけど毒を絞り出して下さい。決して口で吸いださないように。
衛生面と、口の中に傷口があると大変。
それから傷口を水で洗い流し、毒が拡がらないようにするため、患部周辺を氷や保冷剤などで冷やし、もしあれば抗ヒスタミン剤、ステロイド剤の入っている軟膏(例えば、ムヒやオイラックスH軟膏など)を塗ります。
そして最後はやはり病院で診てもらってください。

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