カナヘビ科カナヘビ属に属する爬虫類の動物の一種である。日本の固有種である。
日本の固有種で北海道、本州、四国、九州およびその属島、屋久島、種子島、トカラ列島の中之島、諏訪之瀬島まで分布し海岸近くの平地から1000m以上の山地まで広く生息する。しかし一般には平地から低山地帯の範囲に多く森林内よりも草地や林縁部のマント群落などでよく見られ、生垣や植え込み等緑の多い郊外の宅地や雑草の茂る空き地などでもしばしば繁殖する。東京都と千葉県にてレッドリストの準絶滅危惧相当の指定を受けている。
基本的に昼行性であるが、盛夏では炎天下を避けるため専ら木陰や草本の茂み、石や建築物の隙間、といった日照の遮蔽物下で過ごし、積極的に姿を見せる時間帯は早朝や夕刻に集中する。
食性はおもに動物食であり、捕食者として昆虫やクモ、ワラジムシなどといった、陸生小型節足動物を捕らえて食べている。ただ、時としてそれらの死骸や落下果実を摂食する等、若干ながらスキャベンジャーの性質も備える。飼育下では餌付けされることにより人工配合飼料も食べるようになる。
ウィキペディア参照