カミキリムシ


カミキリムシ(髪切虫、天牛)は、コウチュウ目(鞘翅目)・カミキリムシ科に分類される甲虫の総称。ごく一部の種を除き草食で、成虫の体は前後に細長く、触角、脚、大顎が目立つ。 卵→幼虫→蛹→成虫という一生を送る完全変態の昆虫である。

全世界の熱帯から亜寒帯まで、陸上性の多年生植物がある所にはたいてい分布する。
名前がついているものだけで約2万種、日本だけでも800種ほどが知られる。
飛んで移動できるカミキリムシの成虫は、植物の伝染病などを媒介するベクターの役割も果たす。たとえば「マツクイムシ」と呼ばれるマツノマダラカミキリ は日本の在来種だが、20世紀前半頃にマツを枯らす線虫の一種・マツノザイセンチュウ が北アメリカから日本に侵入、以降は線虫を媒介するとして線虫共々「マツクイムシ」として恐れられ、駆除が進められるようになった経緯がある。
大好きな松茸を発生させなくしているのはカミキリムシのせいかも!?
幼虫(テッポウムシ)が生木に穴を開けて弱らせたり、木材そのものの商品価値をなくす。また、成虫でも木や葉、果実を食害するものがいるので、林業・農業分野においてカミキリムシ類は害虫の一つといえる。

Wikipedeia参照

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